福島へ

薄磯海岸
薄磯海岸
豊間中学校プール脇に積まれた瓦礫
豊間中学校プール脇に積まれた瓦礫

☆福島の今

震災以来ずっとどうなっているか気になっていた福島に今回初めて行くことができました。ボランティアはできない企画であったけど、私が見て聞いたこと、今の被災地の現状を一人でも多くの方に知って頂き、震災のことを風化させないことが、本当に微力ですが、復興のお手伝いをさせていただけけるかなと思っています。私が見た薄磯海岸の写真をアップさせていただきます。穏やかな海水浴場だった素敵な海岸とその海岸を見つめるかのように、海岸線道路わきに集められていた放射能に汚染されて行き場のない瓦礫の山・・・。基礎だけ残された住宅のあと。

地元の方のお話。津波の被害だけではなく、後に起きた水素爆発のために来てくれた救助隊がこぞって帰ってしまった。車の中に押しつぶされている人を助ける道具は何もなく、目の前で息絶えていく人をただただ見て涙するしかなかった。救助の手がやっと入ったのは1週間後。宮城や岩手よりずっとずっと遅れての救助活動。そのためにたくさんの方が亡くなった・・。もっと早かったら助かった人もたくさんいたのに・・と。みなさん、悲しみを乗り越え力強く頑張っていました。でもまだまだです。たとえ具体的な支援はできなくても亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、震災のことを風化させず、残された遺族の方の未来の幸せをただただお祈りすることが今の私たちにできることなのかな・・と。